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対談・コラム
対談:仕事帰りでも気軽に受けられる痛みのない胃カメラ検査が評判 ゲスト 角 盈男
仕事帰りでも気軽に受けられる痛みのない胃カメラ検査が評判
角: 「鎮静法」と呼ばれる、患者さんに全く負担のない胃カメラ検査で評判の木村メディカルクリニックさん。私も実際に検査を受けてみたいと思いますので宜しくお願いします。まずは先生のこれまでの経緯についてお聞かせ下さい。
木村: 慶應義塾大学医学部を卒業後、内科医として同大学病院で診察にあたっていましたが、救急部への出向を命じられたのを機に、内科の専門医に加えて救急医という立場で現場に携わるようになりました。
角: 救急医は外科のイメージが強いですから、院長のようなケースは珍しいですね。
木村: 忙しい現場ということで、なり手がなかなか見付からなかったのも背景にあるのだと思います。途中アメリカへの留学を挟みながら10年ほど救急医療に携わり、その間に胃カメラ約2万件、内視鏡手術1000件以上、救急車対応1万台以上という貴重な経験を積ませていただきました。
角: いずれも膨大な件数ですね。それくらい経験が豊富だと診てもらう側も安心です。それでは豊富な経験と痛くない胃カメラ検査がどう繋がるのか、その核心部分について聞いてまいります。
木村: 救急車で運ばれる患者さんの中には吐血する方も多くいらっしゃいます。そこで医師は止血するための内視鏡を用いながら胃の中の患部をクリップで止
めるのですが、緊急を要しますから内視鏡を入れるのに一般的な喉の麻酔やリラックスさせるための筋肉注射などは使っていられないのです。そういう現場での経験から鎮静剤での内視鏡治療を思いつき実践してみたところ、負担が全く感じられないと評判が良かったものですから、自分の治療として取り入れる様になった次第です。鎮静剤はいくつかの種類をブレンドしますが、配合については試行錯誤の末に辿り着いたもので、これが苦痛の無い胃カメラ検査に欠かせない存在となっています。
角: 私も二回胃カメラの検査を受けましたが、やはり気持ちのいいものではありませんでした。しかし院長の方法だと何の抵抗もなく受けられると聞き期待しているのですよ。
木村: 苦しい・痛い・つらい検査は患者さんにとって嫌なものですが、それは医師も同じです。お陰様で苦痛ゼロの検査は口コミで広がり、今やニューヨークやシンガポール、香港など海外からも希望される患者さんが訪れる様になりました。
 
苦痛を伴わない胃カメラ検査
角: 少しくらい時間や費用が掛かっても楽にすむのであれば、ましてや痛くないのなら検査を受けようという気持ちになるのは経験者としてよく分かります。
木村: 費用のお話が出たので付け加えさせていただきますが、胃カメラ検査だけでしたら保険が適用されますので、3割負担の方ですと約1万円で済みます。 
角: 人間ドックなどで同様の検査を受けた場合、少なくともその数倍は掛かるでしょう。本当に有り難い存在ですね。それでは私も意を決して胃カメラ検査を受けてみたいと思います。
木村: 先程も申しました様に鎮静剤で眠ったままの状態で行いますので、内視鏡が入る感覚は全く無いはずです。
     〜 検査終了後 〜
角: ぐっすり眠った気がします。喉や胃に何の違和感もありませんね。今は鎮静剤のせいか、ほろ酔いの気持ちいい感じが残っているだけです。信じられないほど楽な検査でしたし、これなら検査が怖いという人でも安心して受けられるでしょう。
木村: 検査後しばらくは備え付けのマッサージチェアーでお休み頂くことになっています。それにお帰りになってすぐお食事を摂って頂いても構いません。角さんは少しお疲れなのか鎮静剤がとてもよく効いていました。ちなみに鎮静剤は麻酔ではありませんので、覚めるときもすっきりした気分で普段の状態に戻れると思います。先日も不眠症の患者さんに内視鏡検査を行ったのですが、あまりにも気持ちよく目覚められるので「毎日でも鎮静剤を使った検査を受けたい」とおっしゃったほどです。
角: よく分かります。今は徐々に鎮静剤から覚めている状態だと思いますが、全く嫌な気分ではありません。それに一般的な胃カメラ検査だと前後にお茶やお水なども制限されるのが当たり前ですから、すぐに食事ができるのは有り難いです。胃カメラの感触を感じず目覚めも良い「鎮静法」での検査。かなりの研究を重ねたことでしょう。
木村: 自分の研究が実を結び、多くの人に喜んで頂くのは本当に嬉しいことです。
角: 痛くない上に制約も少ないのであれば、仕事帰りなどに立ち寄って検査してもらえますね。
角: サラリーマンでも胃の検査だからとわざわざ会社を休まず、少し早めに仕事を終えるだけで検査が受けられますね。また検査後すぐに食事も出来るので大袈裟に考えなくて済むのではないのでしょうか。参考までにお聞きしたいのですが、胃の内視鏡検査はどれくらいのペースで受けるのがベストなのでしょうか。
木村: 40歳を越えれば年1回の割合で受けて頂きたいと思います。
 
地域のニーズに応じた医療を
角: それでは私も年1回こちらへ通う様にします。胃の検査があまりにも楽だったので、本日はそのことを中心に質問してしまいましたが、こちらの標傍科目を拝見すると多岐にわたっていますね。患者さんを診察するにあたって特に心掛けていらっしゃる点があれば教えてください。
木村: まず心掛けているのは温かい医療アドバイスです。私は消化器内科の専門医ですが、地域医療に関しては専門云々などとは言っていられない部分があります。救急現場に長年いたお陰で診療出来ない科目はほとんどありませんので、専門科目以外にも循環器、呼吸器から心療内科、救急全般に至るまであらゆるニーズに応えるつもりです。つまり何でも診るというスタンスで地域の皆さん関わることが出来ればと開業させて頂いたわけです。
角: 豊富な経験を生かした医療だけに地域にとっては本当に心強い存在だと思います。内視鏡検査の予約もずっと先まで埋まっているのは院長の力量の表れだと感心してしまうのですが、今後の方向性についてはどのようなお考えを持
っていらっしゃいますか。
木村: 地域で開業しているからには、患者さんのどのようなニーズにも対応できる医師を目指さなければと思っています。毎日の診療を通じて患者さんのためになる検査方法や治療法などを考え、少しでも患者さんの負担が軽くなる様な医療の実践に今後も努力していきたいですね。加えて予防医学に関しても様々なめんから医師の立場で啓蒙を図っていきたいです。
角: 患者が医師を選ぶ時代と言われて久しいですが、院長を選ぶ患者さんはますます増えることでしょう。そんな大きな期待に応え続けてください。
 
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